Azuleを使ってYouTube++もどきを作ろう!

iOS

みなさんは、YouTube++というものを覚えていますか?YouTube Premiumが無い時代に、広告の削除とバックグラウンド再生を実現したiOS用YouTube非公式クライアントです。時は過ぎ、現在はYouTube++の開発は終了しています。

ところでここにAzuleというツールがあります。(とても自然な導入)
これは、通常のアプリにtweakをInjectionしたMODアプリをコマンド一発で生成するツールとなっています。つまり、AzuleでYouTube++もどきを生成してしまえば良いということなんですね。そうですよね。そうだよ!

なお、IPAファイルの暗号化の解除のため、脱獄済みのiOS実機が必要になります。
ただし、完成したIPAファイルはAltStoreなどで通常のiOS端末にもサイドロードできます。(しかもCydia Substrateを利用するTweakも動く(すごい))

このページはmacOSを利用しますが、AzuleはMacOS/Linux/WSL/iOSに対応しています。

なおiOS版のみ、IPAの復号も一緒にやってくれるようになった様なのでそっちのほうが楽…だと思います(未検証)

参考:[GUIDE] How to make your own jailbroken apps with Azule for iOS – Reddit

流れ

準備

  1. azule-setupでSubstrateをダウンロードしたりなんなりする。不要になりました。GitHubリポジトリからダウンロードするだけでOKです。
  2. 脱獄済みの実機にlevel3tjgさんのリポジトリからBfdecryptをインストール
  3. Bfdecryptの設定から復号したいアプリをオン
  4. 対象のアプリを開くと復号が始まるのでiCloud Driveなどに保存
  5. 設定から複合したアプリをオフ(オンのままだと該当のアプリを開くたびに復号します)

以上でAzuleのコマンドラインツール復号済みのIPAファイルの準備ができたはずです。

IPAにTweaksを挿れる

コマンド例
azule -i original.ipa -o ./outputfolder/ -n outputfilename -f [スペースで区切ってTweakのdebファイルを並べる] -p DisplayName -u

オプション類の解説

  • azule : Azuleのコマンド。ダウンロードしたフォルダに移動して./azuleとした方がいいかもしれません。
  • -i:Tweaksを挿れる元になる復号済みIPAを指定
  • -o:完成したIPAの出力フォルダを指定
  • -n:完成したIPAの出力ファイル名称を指定
  • -f:挿れるTweaksのdebファイルを指定。スペースで区切ると複数指定できる
  • -p:ホーム画面等に表示される名称を指定する。省略するともとの名称が使われるが、見分けがつかなくなるので適当に指定するのがオススメ
  • -u:IPAの対応端末の制限を解除する。IPAを吸い出した実機端末が目的のインストール先端末と異なる場合、インストール出来ないため、おまじない的に指定するのが吉

あとは、AltStore等々でサイドロードしたらば目的達成です。めでたしめでたし。

参考:何をYouTubeにInjectしたか

  • YTCastConfirm – Castする前に確認のダイアログを表示する。誤ってテレビにCastしてしまうのを防ぐ。
  • YouAreThere – 長時間放置した後、実際に試聴しているか確認されるのを防ぐ。バックグラウンド再生なら要らないかもしれない…?
  • YTClassicVideoQuality – 動画画質の選択を以前の表示に戻す。以前の表示の方が使いやすいので…。ただ、どうせバックグラウンド再生するので使わない。

こういうやつ↓

YTClassicVideoQualityはこういうの
  • uYou – 一番重要なTweak。バックグラウンド再生からオフライン保存、広告削除まで全てを一つで担ってくれる。無料で尚且つ余計な広告がつくこともない。

完成したらAltStoreなりでインストールしましょう。

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